私の海釣りとの出会いは小学校に入学した頃の50年程昔になります。横須賀と三浦の市境にある北下浦に生まれ当時は電車も久里浜止まりで海岸沿いの道路も無く交通手段はたまに来る京浜急行のバスのみでした。遊びといえば子供たちだけで田んぼでザリガニや蛙釣り、暖かくなると海へ行き沖にもやっている漁船まで泳いでいき白ギスを釣ったり素もぐりでアイナメを突いたり、地引網の手伝いをして鰯や小鯵を貰ったりと、釣りと魚に子供の頃から親しんでいました。

当時の白ギスは魚影が濃く子供でも50や60匹は釣れたものです。仕掛けは漁師の子供から貰った錆びたはりと透明とは云えない太いテグス、おもりはボルトやナット、えさは近くの津久井(川尻)川で掘ったスナメ。もちろん釣竿やリールなど無く全て釣りと言えば手釣り、こんな仕掛けでも釣れたのですから今から思うと信じられません。

若い頃は投げ釣り、磯つり、ボート釣りを楽しんでいました。船釣りをやりだしたのは30歳を過ぎてからですから26〜7年前になります。自分でポイントを探さなくても良いし、魚のいるポイント迄連れて行ってくれるので、それからは船釣り一本になりました。昔はアジ、イサキ、イカ、等ほとんどが手釣りでしたが、そのうち竿と手巻きリールが主体になり、今では電動リール全盛、竿も魚種により専用竿が販売され道具は年々進歩している様です。

船も大きく速くなり魚探やロランが完備され条件は格段に良くなっていると思うのですが、昔の方が釣れた様な気がするのは私だけでしょうか。とにかく釣りは楽しい、たくさん釣れるともっと楽しい、釣れた時を想像するのも、行けない時に仕掛けを作るのも全て楽しい、超高級料理店より新鮮な魚が食べれて、こんな面白い趣味は無いと思います。今からマルイカの直結仕掛けを作ります。